7月に行われたTWR10周年感謝記念会の様子をクリスチャン新聞の記事で取り上げていただきました。写真と共にアップさせてただきます。
「ラジオ放送で全世界に福音を」
TWRが10周年 記念感謝会開催
今年で創立10周年を迎えた一般社団法人トランス・ワールド・ラジオ
(TWR)=TWR JAPAN、笹木博貴代表=は7月7日、「TWR10周年記念感謝会」を、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開催した。
TWR JAPANは、東日本大震災を機に2013年、被災者の心の癒やしと回復を願い、ラジオの地域性を重視したコミュニティーFMで放送を開始。現在、放送エリアは全国各地へと広がっている。
最初に笹木氏が、TWR JAPANのこれまでの歩みと働きについて説明。日本ではかつて、グアムからの短波放送によりTWRの番組が放送されていたが、現在はFM局で放送されていること、番組は海外のコンテンツを翻訳したものや「ゴスペルの力」など日本で制作したものなど多種多様で、「これらの伝道番組は3千400万人以上に届く可能性がある」と指摘。リスナーからは「自殺を思いとどまった」、「宗教二世から、本物を知ったとの便りがあった」などの反応があると言う。「最近はラジオのみならず、Facebook、Instagram、Twitter、TikTokなどのSNSでさらに幅広い年代に福音を届けている」と言う。
放送だけでなく、トラクトを携えて地域に入っていく短期宣教者たちを受け入れる「ドンキートラト」、男性の弟子訓練のための「エブリマン・ア・ウォーリアー」や、世界の女性たちが抱える課題を知り祈り合う「希望の女性たち」の活動と番組、などについても紹介した。
続いて、来賓からの祝辞があった。シンガポールから駆けつけたTWR北東アジア担当ディレクターのアーロン・タン氏は「TWRのミニストリーを進めるにあたり日々、大変な努力があったと思うが、一つだけ変わらないことがある。それは神様が共にいて、その御手で導いてくださったこと、いちばん大変な時にこそ神様は必要を与え、働きを支えてくださったことだ。今後さらに困難やチャレンジが待ち受けているだろうが、神様は私たちを一歩一歩前に進めてくださる」と励まし、TWRアジアを代表し10周年記念の盾を贈った。
TWR理事で白橿キリスト教会牧師の近藤修司氏は、自身が1979年にTWR宣教師としてグアムに派遣され4年間、短波によるラジオ放送に従事していたことを明かし、TWR創設者のポール・フリードについて紹介。「『全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい』(マルコ16・15)。この主の命令こそ、TWRの使命であり存在目的だとフリードは語る。教会ではメッセージのターゲットはイエスを信じる者だが、TWRではクリスチャンでない方々、求道者の方々にターゲットを絞っている。これらの方々にメッセージを語らせていただける機会は、本当にありがたい」と語った。
愛餐会では、「希望の女性たち」のパーソナリティーを務める杉井さやかさん(バプ連盟・仙川キリスト教会執事)が、「10周年記念の主への捧げ物」として、賛美フラを踊った。笹木氏は「本当にいろんなことがあり、早かったような長かったような10年だった。TWRはこれからも御国の前進のために日本で仕えていくので、引き続きよろしくお願いします」と話した。