活動報告: TWRドンキートラクト配布
プロジェクト期間:2026年8月24日~8月31日
場所: 北海道(小樽・札幌)
参加者: 総勢8名(シンガポール・アメリカより、スタッフ含む)※金曜のみ9名
「Boys, Be Ambitious」という言葉は、日本人であれば誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。この言葉を残したクラーク博士は敬虔なクリスチャンであり、彼が教鞭を執った札幌農学校(現・北海道大学)は、新渡戸稲造をはじめ、日本や世界に大きな影響を与えた多くの人材を輩出してきました。また、クラーク博士が帰国の際に学生たちへ示した「イエスを信ずる者の誓約」には、キリストを信じ、その教えを実践して生きる決意が記されており、その志に応えた若者たちは、明治期の日本の発展を支える重要な役割を果たしました。しかし、このような歴史的事実を深く知る人は、今日の日本では決して多くありません。
私たちはこのたび、日本宣教への熱い思いを抱くシンガポールおよびアメリカの兄弟姉妹とともに、クラーク博士がキリスト教精神をもって人材育成に尽力した北海道の地で、ドンキートラクト配布プロジェクトを実施しました。
地域教会とともに福音を届ける
配布期間中は、台風の影響による雨も予報されていましたが、主の守りの中で、小樽1教会、札幌3教会、計4教会で予定していたすべての配布を無事に終えることができました。それぞれの教会では、教会の成り立ちや今日までの歩み、現在直面している課題、それらにどのように取り組んでおられるのか、そしてそのような状況の中でも主が教会を誠実に守り導いてくださっている証を分かち合っていただくという、貴重な機会も与えられました。
訪問した教会のほとんどでは、牧師先生だけでなく教会員の皆様もトラクト配布に参加してくださいました。そのため、私たちのチームは8名という比較的少人数でしたが、実際には毎日10名以上の体制で地域へ出て福音を届けることができました。地域教会の皆様とともに一つのチームとして奉仕できたことを心から感謝しています。
世代を超えて受け継がれる伝道への情熱
配布3日目に訪問した平岸いずみキリスト教会での出来事です。当日の朝、80歳になる信仰の大先輩が急遽参加してくださいました。その方は「昨日まで体調が優れなかったが、今朝デボーションをしている中で『福音を届けなければならない』という思いが与えられた」と力強く証ししてくださいました。当初は午前中だけ参加される予定でしたが、昼食後には「今日は調子もいいし、外国から来てくださっているチームとともに地域に仕える機会は滅多にないから」と話され、午後の配布にも加わってくださいました。さらに帰り際には、「もう配るものはないの?帰り道でも配るよ」と笑顔で語られ、その福音に対する情熱と喜びに、私たちは大きな励ましを受けました。
その姿に心を動かされたのか、午後からは73歳のご友人も配布に参加してくださいました。年齢を重ねてもなお喜びをもって福音を届け続けるお二人の姿は、私たち若い世代にとって忘れることのできない励ましとなりました。福音宣教への情熱は世代を超えて受け継がれていくものであることを改めて教えられたひとときでした。
英会話教室での奉仕
ドンキートラクトでは、トラクト配布だけでなく、地域教会に仕えることも大切な目的の一つとしています。
その一環として、教会主催の英会話教室で奉仕する機会も与えられました。
シンガポールとアメリカからの参加者は、それぞれの国の文化や特徴についてスライドを用いて紹介し、途中にはクイズも交えながら参加者の皆さんと楽しい時間を過ごしました。
初めは突然現れた海外チームに少し戸惑っている方もおられましたが、お菓子を囲んで会話を重ねるうちに少しずつ打ち解け、最後にはご自身の悩みや近況を話してくださる方もおられました。帰る頃には別れを惜しんでくださるほど親しい交わりが与えられたことを感謝するとともに、今回蒔かれた小さな種を主ご自身が育ててくださるよう祈っています。
ラジオ・カロスサッポロ訪問
今回の北海道訪問では、長年TWRの番組を放送してくださっているラジオ・カロスサッポロを訪問する機会も与えられました。担当者の方は私たちを温かく迎えてくださり、放送局の歩みや、創設者がクリスチャンであったこと、その流れの中で現在までTWRとのつながりが大切に受け継がれてきたことなどをお話しくださいました。また、「この関係が今も育まれ続けていることを、とてもうれしく思っています」とのお言葉もいただき、長年にわたる協力関係の尊さを改めて実感するひとときとなりました。
放送局を訪れる機会は参加者一人ひとりにとっても大変貴重な経験となりました。帰りには、参加者全員でラジオ局と担当者の方のために祝福を祈らせていただきました。その祈りを喜んで受けてくださり、「これからは放送のたびに、皆さんのお顔を思い浮かべながら聴く楽しみが増えました」と温かい言葉を掛けてくださいました。
担当者の方ご自身は、まだ個人的にイエス・キリストを信じておられるわけではありません。しかし、以前勤めておられた職場の上司がクリスチャンで、その方に教会のイベントへ何度か誘われたことがあるそうです。そのお話を伺う中で、これまでの歩みにも神様が確かに働いておられることを垣間見ることができました。担当者の方にも、個人的にイエス様と出会う機会が与えられるよう、ぜひお祈りいただければ幸いです。
地域教会との協力
今回訪問した教会の多くはJECA(日本福音キリスト教会連合)に所属する教会でしたが、どの教会でも私たちを家族のように温かく迎えてくださいました。共にトラクトを配布し、食事を囲み、互いの働きや証を分かち合う中で、地域教会とのつながりがさらに深められたことを心から感謝しています。ドンキートラクトは単にトラクトを届ける働きではなく、日本各地の教会を励まし、ともに福音宣教に仕えるネットワークを築いていく働きでもあることを改めて実感しました。
福音の種を蒔き続けるために
トラクト伝道は、「あなたのパンを水の上に投げよ。ずっと後の日になって、あなたはそれを見いだそう。」(伝道者の書11章1節)とあるように、すぐに結果を見ることのできる働きではないかもしれません。しかし、「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザヤ書40章8節)とあるように、神の御言葉はどの時代にあっても、どのような人に対しても決して変わることのない真理です。
世界情勢は大きく変化し、日本国内においてもさまざまな困難があります。将来への希望や夢を持つ若者が少なくなっているとも言われています。しかし、暗闇が深まるほど、光はその輝きを増します。だからこそ、私たちはこれからもドンキートラクトを通して、日本各地に福音の種を蒔き続けていきたいと願っています。そして、地域教会とのつながりをさらに深めながら、ともに協力して福音宣教に励んでまいります。
日頃より、この働きのために祈り、支えてくださっている皆様に心より感謝申し上げます。皆様のお祈りとご支援があるからこそ、このような働きを続けることができています。これからも、ともに手を取り合いながら、日本宣教のために歩んでいただけましたら幸いです。
すべての栄光が主のみにありますように。
次回ドンキートラクトのご案内
2026年11月30日(月)~12月7日(月)
広島にて開催予定
引き続き、お祈りいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
※TWRでは、日本の宣教のために毎月オンライン祈祷会を開催しています。
日本宣教のために共に祈りたいと願われる方は、ぜひ以下のドンキートラクトのInstagramをご覧ください。
※ドンキートラクトでは、このビジョンに共感し、日本のために共に立ち上がり、働きを経済的に支えてくださるサポーターを募集しています。
日本各地への福音宣教と地域教会を励ます働きのために、お祈りとご支援をもって共に歩んでくださる方は、以下のリンクよりご協力いただけますと幸いです。




